読書を“続ける技術”──2か月生まれの私が、今日も1ページだけめくる理由

読書

「読書の話」と言いながら、私の歴はまだ2か月

スラスラ読めないし、知らない言葉も出てくる。

社会人になってから本をほとんど読んでこなかったので、一冊に時間がかかるのは当たり前です。

それでも私は、毎日ページを積み上げています。

なぜか。職場や周囲を見て気づいたからです。

多くの人は“いつもの毎日”を繰り返す。私も同じ場所で足踏みしていたら、景色は一生変わらない。だから、小さくても前へ。その最小単位が、1ページでした。


読書は「一気に変わる儀式」ではなく、「静かな積立」

読書で世界が劇的に変わることは、正直まれです。

代わりに起きるのは、見えないところからじわっと変わること。

語彙が1語増える。考え方の引き出しが1つ増える。仕事の判断に“保留”という選択肢が増える。

微差が何十個も積もると、ある日ふと、前の自分とは違う結論を出せるようになります。

私が目指しているのは、この“静かな複利”です。


「1ページ読めたら合格」ルールが最強な理由

  • 開始コストが低い:1ページなら、疲れていても腰が上がる。
  • 連鎖が起こる:1ページ読むと、たいてい2〜3ページいける。
  • 挫折しづらい:できなかった日は“0”ではなく、“明日は1ページ”でやり直せる。

時間はいつでもOK。

ただ私は朝のコーヒーとセットにしました。嘘だと思って朝に読書をやってみてください。

びっくりするほど頭の中に内容が入ってきますので!

行動を連結すると、意志力がいらなくなる。


読むのが遅い? むしろ武器にする

速読が正義ではありません。遅く読むからこそ、記憶に残る読み方ができます。

  • 印象に残った1行だけ写す(ノートやスマホに)。全部まとめない。
  • わからない言葉は“後で”調べる印(付箋か「?」マーク)。止まらないことを優先。
  • 章の最後に“持ち帰り1つ”:明日試せることを1行だけ書く。

この“持ち帰り1つ”が、読書を行動に変えます。私の例だと、「メールは朝のまとめ読み」「夜の30分はタイマーを置く」など、小さな運用に落ちました。


本を“いつも開いてある状態”にしておく

人間は、開いているものに手を伸ばします。だから本はカバーを外し、机に表紙を上にして置く。しおりは次に読む側へ差し込む(閉じた瞬間「続きが見えている」状態を作る)。カバンには文庫1冊と電子書籍端末、通勤はオーディオブックで耳読。
読み方を一つに限定しないことで、混雑時間や待ち時間も読書に変わります。


迷子にならない選び方:3つの棚から1冊ずつ

  1. 仕事が軽くなる棚(思考・時間術・伝え方)
  2. お金の不安が減る棚(家計・投資の基礎)
  3. 心が整う棚(哲学・心理・生き方)

同じジャンルを続けると飽きるので、棚をローテーション

1冊読み終えたら、別の棚へ進みます。料理の味変と同じで、続きやすくなります。

私の選び方は、本の内容を人生→社会→お金 の順で読んでます!

読書の“つまずき”を先回りでつぶす

  • 時間がない問題:スマホの1アプリを削除→その場所に読書アプリ。ホームの一等地に置く。
  • 眠くなる問題:立って読む/タイマー10分/朝に1ページ。夜だけに賭けない。
  • 集中できない問題蛍光ペンを持たない(線を引くことが目的化する)。代わりに付箋1枚だけ許可。
  • 積読が罪悪感になる問題:期限を切る。「今月、開かれなかったら処分かメルカリ」。本棚を循環させる。

    私は、立ってステッパーに乗りながら読んだりしています!

“読む→試す→書く”の3点セットで、読書は投資になる

  1. 読む:1ページで合格。
  2. 試す:その日の生活に15分だけ組み込む(メールのまとめ読み、朝のToDo3つなど)。
  3. 書く:ブログやノートへ100〜200字のログ。「やったこと/気づき/明日の1手」。

この3点が回りはじめると、読書はただの趣味からリターンの出る投資に変わります。

私もまだ道半ばですが、仕事の段取りや夜の30分スプリントが明らかに軽くなりました。


“選書の失敗”はコストではなく、授業料

「合わない本を買ってしまった」──読書あるあるです。でも、ここでやめない。

役に立たなかったらどこが自分に合わないかを1行だけ書いて、次の選書の条件に変える。

「図が多い方がいい」「事例より原理が好き」「逆に具体が多い方が進む」。

こうして自分専用の読書OSが更新されます。


読書のKPIはページ数ではない

KPI(指標)は自分が変わる回数

  • 新しい言葉を1つ使った
  • 判断の速度が上がった
  • いつものイライラを見送れた
  • 夜のスマホ時間が10分減った

どれも小さい。でも、小さいまま積もらせる設計が読書の本質だと思っています。


それでも続かない日が来たら

続かない日は、本を開いて閉じるだけでもいい。

ゼロより上なら勝ち。明日は1ページに戻る。

それでも難しいなら、本を変える時間帯を変える。読書は気合いではなく、相性と回路です。

私が読書に乗り気じゃない日は、目次だけ読んで終わりにします。


まとめ:あなたの“最初の一歩”は、今日の1ページ

私はまだ2か月の読書初心者です。

でも、確かに日々の手触りが変わってきました。

言葉の選び方、考えを寝かせる余裕、夜の30分の質。

どれも派手ではないけれど、未来の自分に効いてくる感触があります。

読者のあなたへ。最初は誰だってできません。1日1ページからで大丈夫。

場所はどこでもいい。コーヒーが冷める前、電車が来るまで、寝る前の数分。

そして1冊読み終えたら、ここに戻って、次の棚から1冊。

読書は“静かな積立”です。今日の1ページが、半年後のあなたの標準装備になります。


付録:明日からの超ミニ手順

  • 本を1冊選ぶ(今日の気分でOK)
  • 机かカバンに開いたまま置く
  • 朝のコーヒーとセットで1ページ
  • 付箋1枚だけ貼る
  • 「持ち帰り1つ」をメモ(100字以内)

ここから始めよう。あなたの最初の1ページを、今日のうちに。考えています

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